卒業シーズンイベントご報告
時系列が逆になってしまいましたが、更新が途絶えていた3月に有った卒業イベントについていくつかご報告したいと思います!
まず一つ目は、3月3日(土)にあった「平成29年度 卒業演奏会」について。
毎年、音楽教育専攻では4月にある大学主催の卒業演奏会とは別に、音楽教育専攻内の成績優秀者による卒業演奏会を行っています。昨年度は、8名が選ばれました。当日のプログラムがこちらです。
3月は既に授業も試験もすべて終わって、学生の多くは帰省したり、旅行に行ったりと、充電期間に入るため、運営スタッフの確保が心配されたのですが、心優しい1年生が5人も終日お手伝いしてくれました!
9月の学内演奏会で既に体験済みとあって、わたしが口を出す必要は全くありませんでした。本当に頼りがいのある学年です。また今年は、例年以上のお客様がおみえになり、用意していたプログラムでは足りなくて追加で15部印刷し、それでも全てなくなってしまいました。聞いて下さる方あっての音楽です。自分できちんとご案内を出し、お客様をお呼びするのも、大事なことですよね。
トロンボーンの演奏を、音楽教育専攻の卒業生(実技専修 ピアノ専攻卒)としてみたり…
!笑顔で集合写真! |
タイトルに「修士」とあるように、大学院の行事です。昨年度は、6名が修士論文を提出し、この日、最後の発表をしました。6人が6人ともに全く異なるテーマで研究をしていて、『音楽教育』がとても幅の広い研究領域と言うことがよくわかります。(参考:http://www.tokyo-ondai-musiceducation.jp/syushironbunichiran.html)
後輩たちや先生方からの質問をきっかけに活発な議論も交わされました。民謡のコブシの指導について研究した学生は、時折実演を交えて発表していたのですが、先生方も審査であることを忘れて思わず「うまい…」と声を上げていました。
最後に、3月10日(土)の「卒業式・修了式」について。
昨年度は、学部からは13人、修士課程からは6人が卒業しました。学生の大半が女性ということもあり、当日は、振り袖や袴姿の学生であふれ、とても華やかでした♪音楽教育の学部生は、卒業後一般企業に勤めることを選んだ学生が大半でした。(参考:http://www.tokyo-ondai-musiceducation.jp/pdf/shinro.pdf)
社会に出ると音大卒はマイノリティです。でも、音楽大学で学ぶことには、一般の総合大学にはない魅力があると思います。演奏の技術や音楽の知識などは、確かに仕事の役には立たないかもしれません。でも音楽を学ぶと言うことを通して身に付ける、物事への取り組み方、思考回路、人とのつながりなどは、きっと音楽愛=情熱というプラスアルファを帯びているような気がします。
一人一人が『音大卒は武器だ!』と言えるように、社会で、それぞれの場で、活躍してくれることを願っています。
がんばれ、新社会人!!!
執筆者:事務助手 福本カナコ
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