夏期集中講座「楽器学入門」が行われました

去る9月11日(水)と12日(木)に、音楽教育専攻恒例の「楽器学入門」講座が開講されました!

【1日目 管楽器】
管楽器担当の植田先生は、グローバル管楽器技術学院(http://www.global-inst.co.jp/gwta/)の学院長をされています。2年制の専門学校で、管楽器の修繕やメンテナンスなどを身に付けることができます。定員は1クラス20名だそうです。実際にわざと凹ました楽器などを使って、実践を通して学んでいくそうです。 


今年度の1年生は、管楽器を学んでいる学生がとても少ないこともあり、未知の楽器の話しにとても熱心に耳を傾けていました。また、修士1年生の留学生も、聴講しに来てくれて、にぎやかでした。 





【2日目 ピアノ】
2日目のピアノでは、初めてのグランドピアノ解体ショーに、学生は興味津々でした。講義のはじめにプチクイズ大会があり、そこでは、「実は鍵盤ごとに形が微妙に違う(真四角じゃないんですよ!)こと」や、「モーツァルトの時代と今の時代では鍵盤の数が違うこと」や、「ピアノのどの部分が1番重いか」などを学びました。その後も、調律の難しさや、ピアノとチェンバロの仕組みの違いなどを実際に触れて学びました。



先生「ほら、ピアノが笑ってる」学生「爆笑」

ネジを1本ずつ外します

好きな鍵盤を抜いてみます‥

調律も体験しました

ピアノ担当の広瀬先生(本大学 ピアノ科 准教授)が最後に、ピアノの構造を理解すると演奏の仕方が自然と変わってくると演奏を交えてお話しくださいました。低音を鳴らすと、平均律調律だからこそのうねりが生じます。高音のメロディは、本来は、低音が持つ倍音に乗っかるように奏でるものであり、無理に大きく主張して弾く必要はないのだそうです。また、ピアノの残響の中で低音がさりげなく(?)鳴ればいい場面(最後の1音とか)にも拘わらず、左手を盛大に挙げたピアニストがいたそうです(要するにかなり大きく弾いた)。そういった弾き方を、楽器の仕組みを学んだ皆さんにはしてもらいたくないなあ、と思います、と仰ってました!(笑) 

先生のピアノは鳥肌が立ちました

講義の詳細については、2年前に書いたブログをご覧ください。 

台風が連日訪れて、気温が10月にもかかわらず30度越えなど、秋はどこへやら‥と心配になりましたが、ようやく秋も深まってきましたね!!!

秋と言えば芸術の秋ですね‥
音楽教育専攻は、10月24日(木)学内演奏会を行います!
詳細は近日公開予定です!!要チェックです!!!

執筆者:事務助手 福本カナコ

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