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【授業紹介 第七弾!】応用音楽教育特別講義by相澤宏一先生

この講義は、小学生を対象とした音楽科指導について学ぶものです。担当の相澤宏一先生は、昨年度までは教職課程の講義を4つほど担当していらっしゃいましたが、今年度からこの講義を担当してくださることになりました。東京音大では、2015年度から明星大学とのカリキュラムの提携により、小学校の教員免許も取得できるようになったためです。


この日は、小学1年生を対象にした音楽科指導法について学んでいました。
教科書に書かれた通りに鍵盤ハーモニカを教えたとしても、小学1年生はこちらが思ったようにはなかなかしてくれません。例えば「好きなように音を出してみよう!」と言った場合、1年生はどのようにすると思いますか。まずは、大音量で騒音のように吹く子がおそらくいるでしょう。はじめて鍵盤ハーモニカを手にした子供は、言われた通り、好きな音を好きなように出してしまいます。結果、耳を覆いたくなるような状況になるのです。
さて、そうなった場合、先生としてどのような感想を言うのが適切だと思いますか。
先生の質問に学生からは、「よかったね」「よくできました」「大きい音が出せましたね」などの意見が出ました。
これに対し相澤先生は、「ほめて育てたい、という気持ちはわかりますが、本当にそれでよいと思いますか」とさらに問い掛けます。「果たして騒音や雑音を美しいものと教えるのは、よいことなのか」と言われ、学生たちは頭を抱えてしまいました。

解決策として相澤先生は、最初に集団で行った後、次は1列だけ、徐々に人数を減らして最後は1人まで、演奏する人数を絞っていくことを提案されました。演奏する人数を少なくすることで、音の数も限られ、仮にハーモニーと呼べるものがなくても、ずいぶんと音の響きが美しくなることが分かるからだそうです。響きが変わる経過を子供自身に体験させることで、「整理されることは、音がきれいになること」だと気づかせることができるというのです。先生は、こうした「価値観を感じられる問いかけ(誘導?)が大切」と仰っていました。正しいことだけを教えるのも、正解を直ぐに教えてあげるのも、子供の為にはならないからです。
講義後にごあいさつに伺った時、「見学されたのが、1年生の指導方法についての回でよかった。何よりも1年生に音楽を教えることが一番難しいからね。1年生にうまく教えられたら立派なものですよ。」と仰っていたのが印象…

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